まさに、その復活は不死鳥の如く優雅で煌びやかに蘇り、大人気車両レブル250。
1980年代当時のレブルと言えば、国産のアメリカンクルーザーとして発売され十数年以上も愛され続けれきた名車だ。
フラットな当たりのトルク性能とコンパクトな車体で人気を集め、マイナーチェンジやモデルチェンジを繰り返して1990年代後半に販売が終了した。
そんなレブルが2017年バイク業界に華麗に舞い戻り、復活から今日まで250ccクラス年間販売台数1位を堅守し不動の地位を確立している。
ホンダレブル250のスペック
型式 | ホンダ・2BK-MC49 | ||
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全長(mm) | 2205 | 全幅(mm) | 820 |
全高(mm) | 1090 | シート高(mm) | 690 |
乾燥重量(kg) | - | 総重量(kg) | 170 |
サスペンション 型式(前) | テレスコピックフォーク | サスペンション 型式(後) | スイング・アーム式 |
キャスター角(度/分) | 28/00 | トレール(mm) | 110 |
ブレーキ型式(前) | 油圧式ディスク | ブレーキ型式(後) | 油圧式ディスク |
タイヤサイズ(前) | 130/90-16M/C 67H | タイヤサイズ(後) | 150/80-16M/C 71H |
型式 | MC49E | ||
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エンジン種類 | 水冷4ストローク・単気筒DOHC 4バルブ | 総排気量 | 249cc |
圧縮比(:1) | 10.7 | ボア(mm) | 76.0 |
ストローク(mm) | 55.0 | 最高出力(kW/rpm) | 19(26PS)/9500 |
最大トルク(N・m/rpm) | 22(2.2kg・m)/7750 | 始動方式 | セルフスターター式 |
点火方式 | フルトランジスタ式バッテリー点火 | クラッチ方式 | 湿式多板コイルスプリング式 |
変速機型式 | 常時噛合式6段リターン | 燃料供給方式 | インジェクション |
潤滑方式 | 圧送飛沫併用式 | 燃料タンク(L) | 11 |
ホンダレブル250の特徴
レブル250の特徴は、単気筒250cc水冷4ストローク・単気筒DOHC 4バルブのエンジンを採用。
最高出力26馬力、最大トルク22と250ccアメリカンクルーザーとしては申し分ないパワーだ。
灯火関連は全てLEDを採用しており、ヘッドライトも丸目一灯。シンプルでカッコ良い。
全体的な配色として、マッドな色味とフレームデザインなど細部の作り込みも良く、大味に見えて、実は繊細な作りとなっている。
燃費はカタログスペックが60km走行時に46.5kmと現行の250ccクラスのバイクと比べると負けない燃費性能。
タンク容量は11Lとなっており、約450km航続運行が可能です。
メーターもシンプルな表示となっており、速度、時刻、トリップメーター、燃料残、ギアポジションとライダーに必要な情報は全て揃っている。逆にこれくらいシンプルな方が見やすい。
初心者ライダーや経験値が浅い不慣れなライダーでもギアポジションがわかっていると、よもやの事故も抑えられるかもしれないのでここはGOOD。
ホンダレブル250の乗り味
まず跨った時のコックピット周りはかなりシンプルでかっこ良く、足つきもかなり良く、女性も特に問題なし。
エンジンをまずかけてみると単気筒の心地良さは多くのライダーからウケること間違いなし。
特に良いと思ったのは、ステップの位置がほぼ頭部と同じくらいの位置にあるため、運転姿勢が安定し、少し運転時間が長くなっても疲れにくい点。
また、車を運転する人ならわかると思うが、クルーザータイプということで、無理な前傾姿勢がなく、車を運転する目線と同じなため視界もかなり良好。
早速、乗り出してみると、走り出しのトルクも十分でおそらく立ちごけリスクは極限に低い。
動き出しのもっさり感はあり、スポーツバイクと比べると物足りないが気にはならない。
どちらかと言うと、この乗り味を楽しむことがこのバイクに乗って居て気分が良いところだろう。
ギアチェンジからの加速は十分あり、高速走行も90km巡行くらいなら余裕でこなすし、逆に速度を競って出すような乗り方は楽しくない。
ニュートラルにもすんなり入り、信号待ちで焦ることも少ないだろう。
コーナーリングもヒラヒラ曲がり、スポーツタイプやネイキッドに比べ安心感はかなりある。
率直に言ってシンプル・丁寧に作られた車種のため末長くバイクライフを楽しむ車両としては最高と思う。
ホンダレブル250の価格
2022年6月現時点では、新車メーカー小売希望価格:599,500円
最安値:228,000円、最高値:1,580,000円、平均値:613,246円となっている。
最安値は旧型モデルの価格も加味されているため、現行車は概ね値下がりはしていない。
今後もレブル250を所有するメリットとしては、販売台数が多く、市場に出回る機会が多いため、人気も高く下取りや買取の値段は急に下がらないと思われる。
また、兄弟モデルのRebel 250 S Editionも発売されており、新車メーカー小売希望価格:638,000円となっている
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